ご挨拶

堅磐信誠幼稚園は、1897年にアメリカからの宣教婦人団により開設された園を礎としております。キリスト教保育に基づき「一人一人を大切に」して保育を進めております。 長い年月の間、困難な時も、悲しみの時も、常に神様に守られ、多くの方々に支えられて歩み続けてくることができました。
私たちは、神様にいただいた命に感謝し、神様に愛されているものとしての大切な存在を受け止め、未来に向かって歩いて行かれる根っこを培うのです。花や実のように、見えるものではありません。根っこを育てるので、決まった教材や訓練ではありません。自ら関わる遊びです。幼稚園の生活に全く同じ日はありません。同じように見える遊びをしていても違うのです。遊びの中で様々な力が育っています。
園において、ご家庭において、愛されている一人として育つ中に新たな道に向かっていく希望と勇気が持てるようになります。そして、自分も他人のことを思い、大切にすることを学ぶのです。
これからの日々も常に神様が共にいてくださり、この園を導いて下さり、子どもたちと共に過ごせる喜びに感謝します。

「縦と横の関係を大切にする幼稚園」

堅磐信誠幼稚園は縦と横の関係を大切にする幼稚園です。「縦の関係」とは、毎朝の礼拝や行事の中での礼拝、お祈りやさんびかによって神さまとつながることです。この縦の関係を軽んじてしまうと、いつの間にか私たちの保育は自己中心となり、目先の成果や利益、この世の要望のみに振り回されてしまいます。
教師たちが園児たちと礼拝をする時に、「堅磐信誠幼稚園は神さまの幼稚園なんだよね」と言うことがあります。いつも神さまの御心を第一とし、神さまに愛され、守られていることを感謝して歩む幼稚園、それが私たちの幼稚園です。そして神さまからいただいた愛は、横のつながりへと広がっていきます。家族と友だちと先生と地域の人たちと被災地の人々ともつながる「横の関係」を築きます。礼拝の中で、病気やケガで休んでいるお友だちを覚えて祈ります。すると今度、自分が休んでいる時に、みんなが祈って待っていてくれることを知ります。被災地の人々を覚えて祈る時、自分に何ができるかを子どもたちなりに考えます。そして行動に移します。そのようにして縦の関係から横の関係が形成されるのです。
このような縦と横の関係は子どもたちの成長のみならず、私たちが共に生きていく上でとても大切な「心の土台」です。

堅磐信誠幼稚園の子どもたちは、とても良く遊びます
堅磐信誠幼稚園は子どもたちの自らの遊びを大切にしています

 『遊び』は安心して過ごせるところがなければ育ちません。安心して過ごせる遊びの場を見つけた時、自らの意思で遊びを選択し、自由に遊ぶのです。教師やお友だちのしていることに刺激され、遊びが広がり、深まるようになります。教師は必要な時、かかわってあげたり、助けてあげたりするのです。
  赤ちゃんが生まれてから、手足に肉が付き、首が座り、腰が据わり、手指が上手に動くようになり、寝返りができるようになり・・・一人歩きが出来るまでを思い出してください。できるようになるまで何回でも繰り返しています。実に懸命な努力を楽しみながら繰り返しています。できるようになった喜びを、傍にいる大人が喜んであげることが、また次の段階へつながってくるのです。この姿のように、同じ遊びも繰り返しの中で、お友だちや教師のはげましの中で広がりや深まりをもち、しっかりと力をつけております。
  早期教育といわれるとき、早く文字が読めるようになるなど、目に見えるものを期待しがちですが、今しかできない一つ一つの遊びを大切にしていきたいものです。

創立から現在まで

 堅磐信誠幼稚園は1897年(明治30年)にA,L,コーツ宣教師によって開設された『潅園保育所』を源としています。民家を借用し、10名くらいの園児でした。
 1907年(明治40年)、矢場に新園舎を建築し、『堅磐幼稚園』、と改めました。1919年、尾頭町に姉妹園『信誠幼稚園』が設立されました。1924年(大正13年)、『堅磐幼稚園』と『信誠幼稚園』は合併して堅磐信誠幼稚園として当地での保育をはじめました。  その後、1984年(昭和59年)3月に園児減少の為、休園をすることとなりました。
 父母方から嘆願書が出され、4年間の休園期間を経て1988年(昭和63年)4月から再園することが出来今に至ります。
 神様の導きの中で、キリスト教精神に基づいた保育を今も変わることなく続けています。

旧園舎前にて

堅磐幼稚園時代の感謝祭